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犬がかかりやすい代表的な病気をランキングにしてみた!

大きい犬

犬がかかりやすい代表的な病気は、皮膚炎・外耳炎・胃腸炎・心臓病・歯周病となっています。皮膚炎が最多の発症率を持ち、続いて外耳炎・胃腸炎ときて、心臓病と歯周病がランクインしています。

皮膚炎で最も多いのは膿皮症で、免疫低下に伴い皮膚上の常在菌が異常繁殖することで起こります。皮膚が柔らかい部位にできやすく、加えて痒みが強いため、搔きむしりによる悪化や二次感染が懸念されます。

真菌の感染と増殖による皮膚糸状菌症も、割と多い傾向にあります。皮膚の抵抗力が正常であれば真菌感染は防げますが、機能低下が起きている時には容易に感染します。症状は乾燥した多量のフケと円形脱毛などで、痒みはほぼありません。同じ真菌でもマラセチアの過剰増殖によるものはマラセチア皮膚炎と呼ばれ、炎症・べたつき・フケ・悪臭が起きます。皮脂の過剰分泌や不衛生を原因と、強い痒みを伴うため搔きむしりによる脱毛もよく起きます。

犬がかかりやすい皮膚の病気は、他にもあります。たとえば、ノミ・アトピー・接触・食物を原因とするとアレルギー性のもの、皮脂の分泌異常でベタベタ肌になる脂漏症、逆にカサカサ肌にってフケや痒みを生じる乾性脂漏症などです。

外耳炎では、外耳(耳介から鼓膜までの部位)の皮膚に炎症が起きます。原因は湿気・異物・細菌・真菌・寄生虫・アレルギーなどですが、体質や犬種的素因(タレ耳など)が関係していることも多いです。症状は、耳の痒み・痛み・その影響で首を振ったり傾けたりの仕草や後肢で耳を引っかく仕草が見られます。赤み・腫脹・悪臭・耳垢増加なども起こり得ます。

急性胃腸炎は胃・腸・消化管に炎症や感染が起きたもので、腐った食品・人用の高脂肪食品・異物・有毒植物・内部寄生虫・ストレス・食物アレルギーなどを原因とします。大腸炎では腸管内膜の炎症が起き、5歳未満の犬に多いです。炎症の結果、頻繁に痛感を伴う便通・下痢・粘液や血液の混じる便が生じるようになります。

膵炎は、膵臓に炎症や感染が起きたものです。多くは原因不明ですが、可能性として考えられているのは脂肪とカロリーの多い人用食品の摂取・感染症・疾患または外傷の影響などです。他にも、体重減少・食欲増加・多量の軟便が見られる膵外分泌機能不全、持続性の下痢・体重減少・食欲低下が起きる小腸吸収不良もあります。

心臓病では、僧帽弁閉鎖不全症が高齢犬の中で最も起きやすいと言われています。僧帽弁は左心房と左心室の間にある扉で、通常は心房から心室の一方向にしか開きませんが、発症すると両方向に血液が流れるようになります。これにより左心室の血が減ると全身の血流量も減り、進行すると咳・疲れやすい・浮腫・腹水・失神・呼吸困難などの症状が生じます。初期はほぼ無症状ですが、その多くは聴診器で診れば心雑音によりすぐに分かります。

歯周病は、歯垢が歯石になり、更に歯垢が付着して歯の周りの組織が炎症を起こしたものです。歯の根っこまで病変が進むと周囲の骨が溶けて穴が開き、血や膿が出てきます。穴は瘻管(ろうかん)と呼ばれますが、これは目の下・歯肉側・鼻腔などにも起こり得ます。